日本で社会人に大人気のTOEIC。
筆者は大学時代TOEIC350点からのスタートでしたが現在では940点まで取得できるようになりました。
リスニングセクションは485点(495点満点)を記録しました。*2022年1月現在
そんな筆者からTOEICリスニングのコツ&学習方法をパートごとに解説します。
この記事ではTOEICに特化した対策やポイントを解説していきます。
そもそものリスニング力をつける
対策といってもまず土台となるのはリスニング力です。
リスニング力がなければパートごとの対策にいくら時間を割いても伸びしろはあまりありません。まずはリスニング力をつけましょう。
*基礎的なリスニングの学習方法についてはこちらをご覧ください。
そして、その他にもやはり文法力も必要になります。
「TOEIC対策をしているけど中々スコアが伸びない!」という方はまず土台となるリスニング力、文法力をつけるようにしましょう。
単語力
基礎が身についたらTOEICに特化した単語学習が必要となります。
単語学習には以下の単語帳がおすすめです。
こちらは通称「銀フレ」。対象はTOEIC300~500点台までとなっています。
一方、こちら「金フレ」はTOEIC500点以上を対象に作成されています。
ご自身のレベルに応じて選んでみると良いでしょう。
ちなみに単語帳はこの一冊で十分だと思います。
私が単語を学習する際に重視しているポイントは以下の2点になります。
①例文付きかどうか
例文があることにより、品詞を意識して学習することができます。なので文章な中でどのような場所でそのように使われる単語なのかを把握しておくことで、特にパート5で役に立つでしょう。
②音声付きかどうか
こちらも大切な要素です。文字で見て理解できるだけでなく、聞いて理解できなければリスニングで使える知識にならないからです。また、見て覚える、聞いて覚えるなど五感をなるべく多く使って単語を覚えることができた方が効率的だからです。
レベルに応じてこれらの単語帳の単語を完璧に覚えるくらいしゃぶりつくしましょう。
ここまでリスニング力、文法力、単語力をつけたら正直パートごとのコツやテクニックはあまりないんですよね。笑
テクニックではなく、本物の実力がつけば問題は解けるようになっていますので。
しかし、多少はポイントがありますので以下、パートごとに解説していきます。
パート1
パート1は写真をみて、流れる3つの音声の中で最も適切なものを選ぶ問題です。
特にコツはありませんが、強いて言えば
「写真を見て出てきそうな単語を想像すること」だと思います。
例えば、写真に「部屋で椅子に座って机の上のものを指しながら話している女性が二人いる」状況が載っているとしましょう。
その場合、"room", "chair", "table", "two women", "talking", "pointing" などの予想される単語を思い浮かべると良いと思います。
ある程度予測を立てながら聞くことでリスニング力を補うことができることもあります。
公式問題集パート1を活用した学習方法
公式問題集パート1はシャドーイングをするのに最適な教材だと筆者は考えています。
筆者がTOEICで700点ほど取れるようになってきたころからシャドーイングを開始しました。
パート1から始め、できるようになったらパート2のシャドーイングをやりました。
毎晩寝る前にイヤホンをしながらシャドーイングをするという生活を3か月ほど継続しました。
その後はTOEICの点数が865点まで上昇しました。
*パート3と4は長文なのでおすすめしません。シャドーイングの詳しいやり方などはこちら
パート2
最初に聞こえてくる音声への応答としてふさわしい答えを選択する問題です。
選択肢もすべて音声で流れ、読めるものはありません。
このパートはテスト改定以降難易度が増しました。
具体的には、「質問に対して直接的に答えていないものが答えとなる」場合が含まれるようになりました。
例1)Where's the new fax machine?
という問いに対して以前は"Next to the water fountain"など「場所を問うているときは場所が答えになる」
という単純なもののみでしたが、
現在は
例2)Martin, are you driving to the client meeting? に対して
Oh, would you like a ride? が答えとなっているものもあります。
例2ではマーティンがミーティングに運転していくかどうかを問うてる問題ですので、単純な答えはYes, Noなはずですがこの問題の場合はマーティンが気を効かせて「一緒に乗りますか?」という反応をするものが答えとなります。
(上記2題は一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会・TOEICサンプル問題から引用)
なので単純に質問で聞かれている内容(5 W 1 H)がそのまま答えに直結するわけではなくなったと言えます。
まあ。それでも本当にリスニング力があれば問題なく解ける問題ばかりですのでテクニックで点数が取りにくくなっただけです。
本物の力を身につけましょう。何度も言いますが、小手先のテクニックで点数を上げても、実践で使える力にはなりません。
土台のしっかりとした本物の力を身につけましょう。
また、パート1で紹介したようにこちらもシャドーイングにお勧めです。
パート1と2の内容をほぼ完ぺきにシャドーイングできるようになればこの二つのパートではほぼ満点を目指せると思います。
パート3&4
3&4はほぼ変わりません。
聞く力+設問を先読みするテクニック
が必須になります。本物の力を身に着けるといえども、先読みの力はTOEIC特有のテクニックとして訓練するしかないです。
私の場合はパート3に入る前のナレーションの部分で設問32~37あたりまでには目を通すようにしています。
その後はそれぞれのリスニングパートの放送が終わったら、すぐに設問に目を通すようにしていました。
リスニングを聞いている最中は基本は聞くことに集中します。
しかし、設問が短かったり聞いている最中に答えがすぐに分かった場合は問題用紙A,B,C,Dに〇をつけます。
解答時間を短縮できるからです。
ただし、これをやることによってリスニングがおろそかになるようであれば聞くことだけに専念した方が良いでしょう。
まとめ
・リスニング力、文法力、単語力をつける
・シャドーイングでパート1&2制覇
・聞く力+設問先読みでパート3&4を制覇
です。なんども言いますが、基本の英語力が第一です。基礎を身につけてTOEIC高得点+使える英語をマスターしましょう。