タイトルの通りですが、TOEFLライティングにおすすめの参考書をご紹介します。
それは四軒家忍先生著の「TOEFLテスト集中攻略ライティング」です。
それでは早速紹介します。
対象
対象はTOEFLライティングで既に20点以上程度取れている人だとスムーズに取り組めるのではないかと思います。
あとはライティングはIntegrated taskも入ってきますのでリーディングは20点、リスニングは25点ほどあった方が良いでしょう。
そうでないとIntegrated taskのリーディング、リスニング(特にリスニング)が難しく、書く以前に聞き取れないということになるからです。これはこの本に限ったことではなく、ライティングセクション自体に取り組む際には直面する一つの壁だと思います。
ですので、私がこの本を実際にやってみてライティングセクション20点からそれ以上に得点を伸ばすための本ではないかと感じています。それ以下ですと、書かれている解説が理解できなかったりする場合もあると思います。
ライティングが現在20点に及んでいない方はこちらの記事も参考にしてみてください。
採点方法などが参考になると思います。
内容
ざっくりいうと以下のようになります。
①Integrated Task
②Independent Task
③表現方法の研究
①Integrated Task
まずは「鉄則」といってIntegrated Taskを解く際に意識すべきことが書かれています。
その後はミニテストが10題収録されています。
このミニテストは本番と違い短めの問題で構成されています。
具体的には本番はリーディング、リスニングともに3つのポイントが挙げられ、それを整理して書くのですがミニテストではポイントは一つだけとなっています。
ミニテストでは解答例、解説、そして添削後の解答も記載してあります。
そして、演習問題が2題あります。(本番と同様の長さ)
ですので読者も実際に自分の答案をタイプしながら、読み進めていくことになります。
ちなみにこの「実際に解きながら」読んでいくことがものすごく大切なことですので、この本を読まれる方は是非実際に手を動かしながら取り組んでみてください。
ライティングは本を読んでいるだけでは上達しません。書くこと、添削してもらうことで上達します。
この章ではnote takingやまとめる際のポイント、便利な表現などが書かれており、ミニテストの部分では解答例を元に添削をしています。
この章をしっかりと手を動かしながら取り組めば、構成方法や意識すべきポイントが明確になります。
(2022年4月追記)実際に筆者はこちらの参考書をもとにIntegrated タスクの学習を進めていきました。
これまでIntegrated タスクの展開方法や書き方に関して「これで良いのかな」と感じていた部分がピタッとはまった感じでした。
ですので、Integrated タスクでは聴き取りさえできれば、
こちらの参考書で学んだ「型」に当てはめて書くことができれば*5点満点中4点
はもらえることがわかりました。
感覚としてはテンプレートではなくて、あくまで「型」と呼びたいです。笑
ただ、コピーするわけではなく「なぜそのような表現になるのか」を理解したうえで使いこなせることが重要だと思いますので。
その点でこちらの参考書は非常に有益です。
②Independent Task
こちらも初めに鉄則があり、意識すべきポイントを導入してくれます。
そしてその後は問題演習、添削、解説が合計で11題あります。
この章も実際に手を動かしながら、取り組むことがとても重要です。
演習ごとにポイントがありますので、それに忠実に従いながら演習をこなしていくことで書き方、構成の仕方がわかってきます。
Integrated Taskも同様ですが、サンプルの解答日本語訳が載っていてそれを元に自分で再度答案を再現するパートがあります。
当然、サンプル答案と自分のオリジナルのライティングは別物になりますので、より洗練された表現を学んでいく上でこのパートは重要だと思います。
③表現方法の研究
上記2つの章で扱った英文を読者が再現できるようにするためのセクションです。
和訳が載っており、それを元に英文を再現するというものです。
上記2つの章の振り返り要素が強いと思います。
この手のライティング本の課題は読者が自分の書いた英文の質を判断できないことです。
この本でも実際に誰かに英文を見てもらえることはありませんが、読者が自身で質の高い英文を作れるようにこの章があるのだと思います。
解説も丁寧です。あくまでも手を動かしながら取り組んでみてください。
まとめ
・TOEFLライティング20点以上取得者で25点以上を目指す人におすすめ
・問題演習を通して、構成の仕方を知ることができる
・表現方法、質を高めることができる
・実際に手を動かしながら読み進める
上記を見て、自分にとってピッタリだと思った場合は是非この本で勉強してみてください。
ライティング本の限界は添削が受けられないことです。
これはこちらの本に限らず、どの本にも言えることです。
この本の著者である四軒家忍先生はご自身でレッスンをされていますので、こちらの本を読んで実際に添削を受けたいということであれば四軒家先生のWebsiteから見てみると良いと思います。
あと筆者個人的には24~25点で止まっているので、その先は英語表現自体を高めないといけないと思っています。
一度こちらの参考書からも離れて、自分の表現力を高めてみようと思います。
以上、参考になったら嬉しいです。
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