TOEFL

TOEFL英単語5600使ってみた。メリットとデメリット、3600との比較・おすすめの使い方も解説!

TOEFLで高得点を取るうえで間違いなく必要なのでアカデミックな単語の習得ですよね。

筆者は最初、TOEFL英単語の定番と言えるTOEFL英単語3800を使用していました。

受験英語で基礎を身に着けた人ならこの英単語から初めると良いと思います。

実際に筆者もTOEFL80点~90点台中盤までは3800のみで学習しました。

しかし、途中からアカデミックな内容のリーディング、リスニングに課題を感じ始めました。

そして
「アカデミックな内容、背景知識をつけつつ単語を学びたい」
「文脈の中で語彙を習得したい」

と思い、5600に辿り着きました。

早速5600の感想を以下に述べていきます。

対象

対象は80点代後半から90点くらいの実力で今後100点越えを目指す方に向いていると思います。そのくらいの方であれば挫折することなく、コツコツと取り組めるのではないかと思います。

それ以下ですと付属のリスニング音源の難易度が高く(後述)、モチベーションを継続して維持するのが難しいと思うからです。

 

内容

Part 1:Articles for Reading & Listening
Part 2:Classified Word List

上記、2partsに分かれています。

Part 1:Articles for Reading & Listening

Part 1がこの本の肝になります。

全部で60記事が収録されています。トピックは人類学、考古学、生物学、天文学などTOEFL必須のものになります。

1つの記事に対して、

①記事
②Key sentences
③和訳
④Double-Check(表現リスト)

が掲載(①、②は音声つき)されています。

*つくりとしては大学受験の必須英単語ともいわれる、速読英単語に近いと思います。(出版社も異なるので、まったく同じではありません。)

取り組み方法は学習者のレベルによって別の方法が推奨されています。ここは個人のレベルによって違うため割愛します。

Part 2:Classified Word List

こちらはトピックごとの単語リストになります。

Part 1でカバーされていない単語が掲載されています。

音声はついていません。

その他、

・キャンパスで使う単語リスト
・索引

がありますが、本のほとんどが上記2つのパートに割かれています。

メリット&デメリット

メリット

・トピックごとに単語を学べる
記事の中から単語を学べるため、実際の文章の中でどのように使用される単語なのかを知りながら学ぶことができます。私は3800に取り組んでいて、トピックの中で学ぶことができず、覚えにくいという印象があったのでこの点は良かったです。

・背景知識が身につく
トピックごとの記事とともに単語を覚えていくので背景知識が身につきます。私の場合、TOEFLに出る理系の問題は概念をつかむのが難しいと感じることも多いため、背景知識を身に着けたいと考えていました。その点、役に立ちました。

・リーディング、リスニング力も同時に身につく
記事を読む、聞くことでそれぞれの技能のトレーニングにもなるので効率的に学習できていると感じました。上級レベルでは記事のシャドーイングも求められます。これをしっかりできればかなりのトレーニングになります。

シャドーイングはきちんと正しい音で、意味を理解しながらできれば効果的なトレーニングになります。

デメリット

・和訳がわかりにくい
直訳や誤訳もあり、英文がわからないときに和訳を見てもしっくりこないことも多いです。和訳に関しては少し雑さがあります。ですので、まだTOEFLで80点以上ではない人などがこの参考書を使いながら、意味を取っていくのは少し難しいと思いました。それ以上の力があれば誤訳やわかりにくい訳があった場合でも自分なりに解釈できるのではないかと思います。

・Part 2単語の音声がついていない
音声がついていないので、それ以外の方法で習得していく必要があります。

 

おすすめの使い方

最後にこの参考書を私が使用したときにプラスで取り組んだ方法をお伝えします。

デメリットを少しでも補い、メリットを最大限に生かすための工夫としてご覧いただければと思います。

・背景知識の不足はYoutubeで補う
トピックごとに記事があるといっても250語程度の短い文章ではそのトピックを十分に網羅できていないことあります。理解が不十分な内容に関してはYoutubeなどで検索し10分以下の動画を見るようにしていました。

例えば"Roman Arch"という記事がありました。こちらは建築に関するもので、ローマ式アーチと言われます。

一度取り組んでみても、しっくりこずビジュアルでも理解したいと思ったので、Youtubeで"Roman Arch"と検索し、動画をみました。(Roman Arch)そうすることで私は記事でいわれている内容がスムーズに理解できたので、この方法はおすすめです。

・英英辞書を活用する
上記でお伝えしたようにこちらの本では和訳がイマイチだと私は感じました。単語を覚えようと思っても、訳がイマイチだと覚えられませんよね。なので私はわかりにくいと感じるものは英英辞書で検索し、それをノートにまとめることにしました。

例えば

"Biochemistry entails the study of chemical changes."という文がありました。

訳は「生化学は化学変化の研究を伴う」となっていました。この場合はentailがわからないとしましょう。

訳だと「伴う」に対応していて、私の場合これをentail→「伴う」とするのは少し雑というか、覚えるのに情報としては不十分だとおもいました。

なので英英辞書で調べると、
"to involve something that cannot be avoided" (Oxford Learner's Dictionary)と出てきました。

これを見て、「必然的なニュアンス」、「同義語はinvolve」という情報が得られます。

和訳のみで覚えにくいと感じる単語は英英辞書で調べてみるのもおすすめです。

まとめ

まとめると、TOEFL英単語学習にこちらの本はおすすめです!

メリット
・トピックごとに学べる
・背景知識が身につく
・リーディング、リスニング力がつく

デメリット
・和訳がわかりにくい
・Part 2に音声がない

さらに
・Youtubeなどで背景知識を補う
・英英辞書でわかりくいところを補う

 

デメリットもありますが、3800で限界を感じている、トピックごとに学びたいという方にはこちらの単語はおすすめします。

この記事をお読みいただきありがとうございました。

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