ビジネスメール

英語ビジネスメールで自然な表現を身に着ける方法

はじめに

「仕事で英語のメールを書くときいつもDeepLやGrammarlyに頼っている」

「でも、本当はAIに頼らず自然な英語を書きたい」

「だけど、毎回調べたり本を見ながら仕事をするのは効率が悪い」

そう思っている社会人の方は多いのではないでしょうか。

私もかつてはそうでした。

しかし、簡単な方法で自然な英語メールを書けるようになる勉強法を見つけました。

TOEIC公式問題集を使用したライティングの練習をすれば

きっと自然な英文を書けるようになっていくと思います!

そして、副次的な効果も期待できます!

どのように?

TOEIC公式問題集リーディングセクションパート6と7を主に使用します。

これらのパートにはメール形式(手紙も含む)で出題されている問題も多いため、

その問題を見ながらタイピングしていくという勉強法(以下「写経」)です!

そうです、かなり地道でつまらない作業です。笑

しかし、筆者自身この方法を取り入れて以来

仕事でメールを打つ時に自然な表現を自信をもって使えるようになりました。

 

写経するときのコツ

「文章の意味を理解する」

シンプルですが、これが重要です。

これができていないとやってる意味がないと言っても過言ではありません。

文章を理解していることで、以下のメリットが生まれます。

 

メリット

①自然な表現のインプット

例えば、TOEIC公式問題から一部抜粋するとこちらのような手紙が出てきます。

そこで最初の文に

"I am writing to invite you to ---"という表現があります。

文章の意味を理解しながら写経することで

「最初の書き出し(用件を伝える)ではこういう風に表現するんだ」

と表現方法をインプットすることに繋がります。

 

また、2行目には"as always"と出てきますが

これは公式問題集では「例年通り」と訳されています。

「いつも通り」と訳されることが多いですね。

 

このようにたくさんインプットを重ねると

実際に英語でメールを書くときにその表現が出てくるようになります。

 

②問題を解けるように

また、写経している間にTOEICの問題となる箇所が空欄で出てくると思います。

上記の画像では143が空欄になっています。

ここでは、"As always, the event will provide ----- opportunities for networking."

となっており、動詞 provideと名詞 opportunitiesの間に入る語が必要です。

選択肢にあるのは

(A) extend (動詞)
(B) extends (動詞)
(C) extensively (副詞)
(D) extensive (形容詞)

で名詞opportunitiesを修飾できる形容詞(D)が正解になります。

意味を理解し前後関係を見ながらその空欄も予測することで、

文法や語彙の知識も身に着きます。

従って、自然とTOEIC対策にもなるというわけです。

 

③短時間で実践可能

例えば筆者の場合は、約10分でPart6の問題3つを写経できました。

長時間かかる勉強法と比較しても始めやすいですね。

どうしても時間のかかる勉強法だと続きにくいので

短い時間で毎日実践することで日々力がつくと思います。

 

デメリット

①自分のものにするのに時間がかかる

時間はかかります。(繰り返しは必要)

ある題が自然に出てくるまでになるには

約100回くらいは写経する必要があるかもしれません笑

 

②面白くない

同じことの繰り返しは面白くないですよね。

成果も数字で見えるわけではないですし。

でも、そういうことにこそ意味があるんです。

 

自然な英語を身に着けるということ

デメリットも書いていますが、やはり力をつけるためには地道なことの繰り返しが大切だと思います。

もし、「写経に100回も時間を使えない」と思ったとしても

結果的に自然な表現を身に着けるためには別の方法で「写経100回分くらいに相当する積み重ねが必要」だと筆者は考えています。

自然な表現を身に着けるためには、それなりに時間をかけて自然な表現に触れなければいけません。

そして、それをアウトプットするための機会も必要です。

メールに関わらず英語力をつけるための方法はたくさんあります。

SNS上にもたくさんの方法が上がっています。

その人の特性によって、五感のどの部分に訴えかけるのが効果的かは異なります。

また、目標とする場所までの到達スピードもこれまでの学習環境や英語に触れてきた時間によっても異なります。

しかし、結局はその目標とする位置までに必要な練習量や努力の総量はあって、

それを満たせないとやはり力はつかないのではないかと思います。

なので、このTOEIC公式問題集を利用したビジネスメール上達方法もその一つです。

日本人(典型的な教育を受けている場合)は学校教育で圧倒的にアウトプットが少なかったわけですから

意図的にアウトプットの機会を作らなければ力はつきません。

 

まとめ

長々と書いてしまいましたが、

意味を理解しながら写経することで

・自然な英語表現を身に着けられる
・TOEIC対策にもなる

という効果があると筆者は考えます。

そのために時間はかかりますが、1題100回を目標に1日10分でも実践してみてください。

きっと仕事で英語メールを書くときに、自信をもって書ける頻度が増えてくる

と思います。

 

もし、この写経をやってみて

「自分はまだ文章の意味が分からないので難しい」

と思った人は文法や構文の力が足りません。

文法についてはこちらの記事で紹介しているので是非読んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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