はじめに
僕は現在アメリカに住んでいて、仕事と野球の指導をしています。(英語力ゼロから海外就職までの10年についてはこちら)
高校までは野球一筋だったので英語力は全くありませんでした。
その後、大学時代から英語の勉強をコツコツはじめ、大学卒業後には1年間のカナダ留学。日本で英語教員を3年半勤め、現在アメリカ3年目です。
英語学習のニーズは日本では高いようですが、英語学習について私の考えを書きたいと思います。
文法力が土台
本当に使える英語を身に着けたいなら、まず何よりも文法力を身につけることをおススメします。
文法は英語学習の基礎、ピラミッドでいう一番土台となる部分です。
ここが欠如しているとReading, Listening, Writing, Speakingをやっても伸びしろが少なく、伸び悩みます。TOEIC, TOEFLなどの試験勉強をしても中々伸びないでしょう。
「たくさん読んでも、聞いても全然わかるようにならない!」という人は文法力や単語力が欠如しています。
方程式がわからないので知っている方法を手当たり次第に試していく、効率が悪いですよね。
英語圏に行っても文法は身につかない
そして、困ったことにこの文法力は英語圏に行っただけでは身につきません。
よく「アメリカに行ったら半年くらいで英語がペラペラになるだろう」と考える人がいるようですが、それは安易です。
基礎となる文法力は日本でもアメリカでも
「自分で机に向かって勉強しない限りは身につきません。」
英語の場合はそのルールがたくさんあるので、
机上で学んだ知識+実践経験
→気づき、学びを生み、それが実際に使用できる力
へとつながります。
このルールを知らないまま、
知識なし+実践
→を繰り返しても、気づき、は生まれません。
知識なしで気づきにつなげるには同じことを何百回、何千回と繰り返さなければいけません。効率が悪いですね。
結果、知らないので「魔法のように聞こえる」、「暗号に見える」という現象が起こります。暗号を1,000回見ても、わからないものはわからないですよね。
もしかするとその1000回とも、シチュエーションがついていて、その暗号を見れば、周りの人々は「こう反応する!」といった法則性がわかれば理解はできるかもしれませんが。
なので、英語を学んでいる方にはまず基礎から勉強することをおススメします。
英語学習も何事も近道はありません。
小さなことをコツコツと積み重ねていくことが重要です。
おススメの文法書
最後にお勧めの文法書をご紹介します。
この文法書はやるのに時間はかかりますが、力は確実に身につきます。
通常文法書はインプットのみが多いですが、この本はインプットした文法をアウトプットできるようになっていて
「使える」英文法が身につきます。
僕は英語教員になりたいと思っていたので、この本を日本語版で1周、英語版で3週しました。
TOEICは940点、TOEFLでは92点でした。この文法書が基礎になっていると思います。
本気で英語を学びたい人は見てみてはいかがでしょうか。
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