英語を学ぶ上で基礎となる「文法」
私は大学2年生(20歳)までTOEICの点数は350点でまったく英語ができませんでした。
現在30歳ですがTOEICは940点を記録、TOEFLでも92点、アメリカで仕事をして3年目になります。
まだまだ実力不足を痛感する日々ですが少なくとも英語に関わってきた身として
「文法は英語力のすべての技能の土台となる」
と実感しています。
以下はあくまでも個人的な「ベスト参考書」であり、学び方や目標とする英語力への到達方法は人それぞれであるということを強調したいと思います。
ですので、私のやり方が合う方もいればそうでない方もいると思います。
アウトプットができる英語参考書
それではさっそく始めていきます!
まずはじめに私が取り組んで続かなかった参考書の特徴があります。
それは「見るだけの参考書」でアウトプットがない参考書です。
多くの文法書が見るだけのつくりとなっています。
特に受験系の参考書はインプットが目的となっているので仕方ないと言えます。
ただ、私は文法学習を通して受験で点数を取りたいというのが目標ではなく、「総合的な英語力を高めるための基礎」を定着させたいというのが目標でした。
そう考え方時に、見るだけの参考書では自分の中での本当の定着に繋がっている感じがなかったんです。
なのでアウトプットができ、話す、書くにつなげられる参考書を探しました。
初心者編
まずは初心者向けです。
こちらは初歩的な品詞から丁寧に解説がついています。
文法学習において品詞を知ることは避けては通れません。
しかし、中学生でない限り、「品詞がわからない」というのは少し恥ずかしいですよね。
でも、そんな人は意外と多いのではないでしょうか。品詞からしっかりと学ぶことができます。
また、アウトプットセクションも無理なく取り組めるように段階的に設定されていると思います。
中学英文法を学びなおすという観点ですごく良い参考書だと思います。
アマゾンからは試し読みもできますので、参考にしてみると良いと思います。
「何から手を付けてよいかわからないけど、基礎から英語を学びたい!」という方にお勧めです!
中級者向け
次に中級者向けです。
これはもうド定番かもしれません。
見開きのページ構成になっていて、
左側が解説(インプット)、右側が問題(アウトプット)
となっています。
いやでもアウトプットしなければいけないつくりになっているので、定着します。
私の場合はこれのおかげでSpeaking, Writingの基礎が身についたと思っています。
大学4年生のとき、英語教員になりたいと思っていたので全部で3周しました。
受験英語とかではなく、使える英語の基礎固めをしたい方にはお勧めです。
難点があるとすれば少しタフというか、分量も多く、大変だと思う方もいるかもしれません。
その場合は中級編までの橋渡しとして初級者編をおすすめします。
こちらの良いところは中級編と少し重複している項目もありますが、インプット、アウトプット共に中級者編よりも難易度が低いこと。
中級編で「時間がかかってしまい進まず、やる気がでない!」という人でも初級編なら割とサクサクと進めてモチベーションが維持できるのではないかと思います。
番外編
番外編として中・上級者向けです。
なんか先程の参考書に似ているな、と感じた方もいるかもしれません。
こちらは中級者向けマーフィーのケンブリッジ英文法の洋書版です。日本語版をやった上でこちらをやるとさらに力がつきます。(英語教員とかしっかり英語を学びたい方以外は必要ないかもしれません。)
日本語で理解したうえで、英語で学びなおすと
「英語の説明の方がわかりやすい!」
「理解が深まった!」
というケースも多々あるのではないかと思います。
上級者向け
最後に上級者向けです。
こちらもGrammar in Useシリーズの上級編です。
アメリカ英語ではないようですが、問題は特にありません。
これまで学習したことを組み合わせた表現(There might be ---)なども出てきており、これらの表現はよくアメリカでも耳にします。
実用的な表現が盛りだくさんです。
英語の基礎を身に着け、海外留学をしたり自分の英語表現や理解にさらに磨きをかけたい方におすすめです。
おわりに
以上、アウトプットを意識したおすすめ文法参考書でした。
英語学習本はたくさんありますが、レベルに合わせて一冊ずつ丁寧に定着するまで勉強すれば4技能すべての基礎となる文法力はつきます。
私はこれらをやったからこそ、TOEIC350点から940点まで上げることができたと思います。
その土台となっているのが文法です。