「1年くらい留学したら少しは英語を話せるようになるだろう。」
留学前はそう思っていたけど、実際に来てみると中々話す力がつかない。
という人も多いのではないでしょうか。
実際に留学しても話す力がつかない人もいます。
具体的には
・土台となる文法、語彙、構文の知識がない
・話す機会が少ない
これまで多くの留学生を見てきましたが、上記が一般的な理由であることが多いと思います。
知識がないと、アウトプットするものがない、もしくは少ないので流暢にはなっても幅は中々広がっていきません。
(現地でのインプットでちょっとずつは広がると思いますが、限定的だと思います。)
もう一つは「話す機会が少ない」です。
人にもよると思いますが留学前に思っていたより
「人との交流や英語を話す機会が少ない」
と感じる人もいるかもしれません。(特にコロナもありましたし。)
自分から行動しなければ、意外と留学前に想像していた交流機会よりも少ないことも多いです。
そこで筆者が実際に実践していた留学中の英会話力アップについてご紹介します。
①とにかく電話する機会を作る(直接話すも含む)
筆者自身これで力がついたと思っています。
最初は電話が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
直接会って話すのとは違い、視覚情報が利用できないので伝えるのも、聞きとるのも難しいいですよね。
わからなかったら相手に迷惑をかけてしまうし、避けるのも当然だと思います。
しかし、そこでメールやチャットばかり使っていては力はつきません。
結果的に(特に日本人は)英語でアウトプットする割合が話すことよりも、書くことに比重が置かれ、話す力が中々つきません。
話す力をつけたければ、話す機会を作りましょう。
例えば、
・食べ物のオーダーなどしたい場合、アプリなどで済ませず電話してみる
・大学に質問がある場合などメールではなく直接カウンターで話す
・ホストファミリーにも極力電話で連絡する
・ホテルの予約も電話する
などなどとにかくすべてを電話で、もしくは直接話してみましょう。
最初は緊張すると思います。
でも、話始める前に何て言おうか頭の中で考えて、必要に応じてメモを取るでしょう。
そしてそれを元に話してみて、通じたり、発音が悪く通じなかったりと様々な経験を積むことができます。
それが話す力になるのです。
日本にいたら、英語で電話する機会は中々つくれませんが、英語圏に留学中であれば日常生活のありとあらゆる機会を英語学習に使うことができます。というか、日常生活をどう英語学習に活かせるかを考えて生活しましょう。
(参考:電話の英語表現集)
②ショッピングモールで話しかける
これも筆者の実体験に基づきます。
筆者が留学していたアメリカやカナダには巨大なショッピングモールがありました。
地方のモールでも50店舗以上は入っていたと思います。
そこで一軒一軒店員さんに話しかけていました。笑
もし、そのお店でほしいものがあれば、その商品のある場所がわかっていたとしても
「〇〇はどこにありますか?」と尋ねたりしていました。
例えほしいものがないお店でも
「これはどうやって使うの?」
「これのサイズ違い、色違いはある?」
「これはいくらですか?」
など聞いていました。
そうすることで話す力は地道に鍛えられます。
③カンバセーションパートナーを見つける
留学中の大学で留学生向けにカンバセーションパートナーという制度を取り入れている大学も多いのではないでしょうか。
英語が母語(もしくは得意な)の学生がTutorとなり、日本人などの留学生とパートナーを組み週に1度など英語での会話を楽しみます。
筆者の場合は、Tutorの学生はESL(English as a Second Language)の先生になりたい人だったので教え方や接し方も丁寧でした。
料金も無料であることがほとんどなので使わない手はないでしょう。
その他にも、部活に所属したり、ボランティア活動をするなどしコミュニティに属すと自然と英語を話す機会が作れます。
まとめ
今ではインターネットでどこにいても連絡が取れるようになり、直接話さなくても生活が成り立ってしまうので「留学に行っても英語力は伸びない!」ということもあり得ます。
何でもネットで住みますが、留学中であれば英語を話す環境を作ろうと思えばいつでも作れますので、それを活かさない手はありません。
失敗してもそこから学んで、数をこなしてください。
数をこなし、学ぶことでしか力はつきません。
その他にも英語スピーキング力をを高める方法を紹介しています。